シカタ買収

近況

新年度早々ということで、年度末決算です。
さすがに業務量も多いところに、人員減による引き継ぎもあり…、ということでしばらく立て込んだ状態です。
年度末決算処理といえば、税効果会計は初見だとかなり苦しいですね。
実際やってみると、「法人税等調整額」というのは参考指標としてはわからないでもないですが、これを当期純利益の調整としてPLに直接反映してしまうのは、ちょっとどうなんだろう？と疑問に感じる部分も。
本来的には一時差異の調整項目が勘定科目（または機械的に抽出できるその細目）と紐づけられるべきだと思うのですが、今の仕組み上あまりそうなっていないので色々と煩雑です。（過去の担当者がこれに問題意識をもっていないというところに驚きますが。）
ざっくり言うと、前期末と比べて、税法上損金と認められない会計上の費用が増える→法人税等調整額が増える→PL上の当期純利益が減る、というロジックですね。
例えば、「子会社株式の減損」は子会社を清算するか売却するまでは税法上の損金としては認められないので、法人税等調整額を増やす要因となります。
減損の処理自体で当期の特別損失を計算するうえに、さらに法人税等調整額が実効税率分増えるため、当期純利益には二重に影響するという見方もできますね。
こういう視点は投資にも役立てていきたいところです。

今週の絵本

私が子供のころから「はらぺこあおむし」は有名でしたが、今はネームバリューがぐんと上がってますよね。
エリックカール自身というよりは、親交のある作家たちが思い思いに好きな動物について語った一冊です。
ページをめくるごとに雰囲気がガラッと変わるので、どこから開いても楽しめる感じですね。

十人十色ってこういうことですね。14人の絵本作家がそれぞれ好きな動物について見開きで表現する、というシンプルな内容ですが、大人が読んでもなるほどな、と思います。もうちょっと大きくなったらまた読んであげたい一冊です。　「エリックカールのきみのすきなどうぶつなあに? 」 pic.twitter.com/zDqpKPbGcf

— へうえる (@hewell824) April 7, 2018

ここで紹介されている作家の絵本も今度読んでみようと思います。

週間パフォーマンス

ヨシムラフードが業績下方修正のIRを出したことで、またしても大幅下落。
まあ仕方のないところですが、おそらく分割してなかったら（もしくは2分割だったら）今頃は分割前でいう8000円台くらいは保ってそうなので、やっぱり裏目に出たような気はします。
分割後も優待維持で利回りの下支えが期待できる、とか特殊な理由がなければ需給面で悪化しがちな気がします。

とはいえ、来週末が本決算なので、その後は流れを変えるようなIRも期待できるのではないかと考えています。

立会外分売をやってたので、フジオフードシステムに優待目的で参戦してみました。
それなりの利回りで年2回3000円相当の優待、というのは魅力的ですね。

注目IR・イベント

イデアインターナショナル

しばらく地味な値動きが続いていましたが、大型のM&A案件のリリースが出ました。
相手先はシカタ社という女性向けバッグのOEMを手掛けているメーカーです。

イデアインターナショナルからM&Aのリリースが出てますね。売上47億、営業利益2.5億で買収価格約16億円なら借入利率1.2%でも十分利益貢献できそうな案件っぽいですね。 pic.twitter.com/Y6pAO9wxsi

— へうえる (@hewell824) April 8, 2018

気になるのは、昨年度、一昨年度と営業利益と経常利益の差が大きいところで、おそらく為替に影響されやすい、というところですね。
このあたりをうまくハンドリングできれば、シナジーも出そうな案件という気がします。
将来的には株主優待にも貢献してくるかもしれないですね。

今週の1曲：「東海道本線」／イギリス人

大味なユニット名はさておき、春らしい豪快な曲ですね。かつてのガガガSPあたりを彷彿とさせるものがあります。

共働き・株式投資でトリプルインカムを目指す。投資活動を通じて未来を形にしていけたらいいなと思います。

未来予想ゲーム