ミュージックセキュリティーズのセキュリティ投資振り返り

サイトのカテゴリをふと見ていて、思い出したミュージックセキュリティーズのセキュリティ。
ふるさと納税とかが大衆化する前のころ、地方創生・クラウドファンディングの先駆けというイメージで趣旨に賛同していくつか出資してみました。コロナ禍の影響などで残念ながら破産となってしまったファンドもいくつかあり、ちょっと集計するのが怖くなっていたところですが、思い切って振り返ってみることにしました。

 

運用結果

これまでに、出資したファンドで(事実上も含む)クローズは24件。出資総額は手数料込みで710千円。(一部は償還後のファンドの分配金を再投資したものも含むので、投下資本という意味ではもう少し少ないです。)償還済みの総額は537千円。ということで、トータルのキャッシュリターンは76%止まり。現物のリターンが1ファンド平均5千円くらいとすると120千円で、これを合わせると93%くらい。

単体で110%を超えるファンドがなかったことからも(たいていのファンドがリクープ後の売上に対するリターン率が極端に下がる構造上、想像はつきますが)、上振れは難しく、極端に下振れした場合のリカバリーが難しい、ということですね。単純に投資商品として考えると、日本株の個別銘柄でもこのくらいの負けは普通にありますが、期待値としてはあまり高くない、という現実が見えます。クラウドファンディングの発想としては魅力もあるのですが、なかなか事業として成功させるのは難しいところですね。(出資者からすると手数料が高すぎますし、おそらく運営からすると回収や分配の事務コストはかなりかかるはずなので、それでも収益性高くはないでしょうし。)

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