個人投資家パフォーマンスランキングと目標設定
個人投資家パフォーマンスランキングとは
ブログで収益とポートフォリオの一定部分を公開している個人投資家の方の月次(年初来)のパフォーマンスを比べたランキングです(こちらのサイト)。2012年あたりから、まとまった規模の参加者で運営しており、過去データもかなりたまってきています。とても精力的に更新されていて、月次パフォーマンスの速報も翌週末にはほぼ確定値として参照できます。 合わせて、保有者が多い銘柄についても公開されています。
活用方法
パフォーマンスの目標設定の指標として活用できると思います。今年は□□%のリターンを得る、という目標設定をできればよいのですが、結局外部環境に左右されるので、リーマンショック急落の場合とアベノミクスの初期のような相場とでは、相当条件が変わってくるのが現実だと思います。 そこで一つの目安になるのが、このランキングだと思います。各参加者のスタンスはそれぞれですが、
・いわゆるデイトレメインの方は外されている (再現性)
・ポートフォリオをある程度公開されている (信頼性)
・上記をコンスタントに続けている優秀な投資家が母集団 (挑戦性)
点でおそらく国内で定期的に公開されているランキングの中で最も有益なものだと思います。
過去の成績(中央値、上位33%、上位20%)
中央値、上位3分の1、上位5分の1の成績の推移を調べてみました。
いわゆるアベノミクス相場の5年間ですが、最初2年の印象にひきずられている面もあり、2014-16については、実はそれほど急激に上がっている相場ではないです。
個人投資家パフォーマンスランキングの中央値を5年撮り続けた場合、実に4.13倍、上位33%なら6.29倍、上位20%なら11.8倍、という結果に。(日経平均は2.26倍)
相場環境の良さももちろんありますが、個人投資家パフォーマンスランキングの中央値は平均して日経平均を15%アウトパフォームしている、という点も一つの示唆だと思います。
目標設定
持論としては、投資に限らず上位2割に入れば勝者になれることが多いと思いますので、ストレッチした目標ではありますが、このランキングの上位2割を目指したいと思います。
ランキングについては、一般の市場参加者と比べるとかなりレベルが高い方が多いので、本当は中央値を取り続けられれば十分市場の勝者になれると思いますが、運用資産規模が大きいために利益のパーセントとして小さく出ている方が一定数いることを考慮すると、私くらいの資産規模だと小回りも利くので条件としては有利だと思います。
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