ブロードリーフの修正IRは無し、利回り修正の続伸なるか?
分割と株主優待を同時発表して、話題性が高まっている、ブロードリーフ。
どうせストップ高はがれず比例配分で100株買えればいい方かな、と思って月曜日に成り行き買いを入れておいたところ、予想外に900株買えていたので、今後の展開を検討。
分割後を考えるとあまりにも利回りが高いので修正のIRでも出るのではないか、と私も考えましたが、それは無いようです。
考えられる会社側の意図としては、株価対策による買収防止、というのに一定の説得力があります。海外ファンド投資家比率が6割超、とかなり高く、浮動株(小口の投資家)の比率が低いようです。優待であれば、ファンドがいくら買っても会社の負担はほとんど変わらないですし、小口の投資家の比率を上げるには効果がありそうです。
疑問視されがちな業績面ですが、分割後のEPSが33円程度はあり、売上も横ばい程度には維持ですし、自己資本比率が高い(7割超)ので、当面優待を出すくらいは問題がないはずです。もっとも、業績と成長性だけなら、さすがにPER20倍以上は厳しい業種だと思いますので、今くらいの株価が上限だろうと思います。PER15倍で990円前後なので、本来はその辺が実力値という気も。
一方で、これだけ派手に出ると当然優待株としての注目が集まるはずなので、相応の利回りまでは買われるのではないかと。
その水準ですが最低単元の場合、1株当たり配当が25円/年、優待が30円/年。(今期は記念配当が出ていますが、さかのぼってもらえるわけではないのでそれは考慮せず。また、自社の商品券は金額換算せず。)
7% | 785 |
6.5% | 846 |
6% | 916 |
5.5% | 1000 |
5% | 1100 |
4.5% | 1222 |
4% | 1375 |
利回りで考えると、上表のイメージ。成長株ではないので、4%未満は投機的な展開に期待しないと厳しいと思いますが、6%~5.5%あたりは長期保有の個人投資家を集めるだけでも期待できるのでは。
ただし、財務は問題ないとはいえEPS水準を考えると配当性向が高すぎになり、来期減配(分割を考慮して半減)も十分あり得るので、それを考慮して42.5円還元、6%~5.5%で考えると、708~772。(さすがに優待はなくさないと思います。長期保有の条件を追記して傾斜をつけてくることはあり得そうですが。)
以上のような考えで、
分割前の落としどころは1,550(来期以降も継続できそうな還元水準でみたところの利回り5.5%)、
期待値込の高値の予想は2,200。(今期の利回り5%)
とみます。
今のところは、この件も合わせての追い風を受けて、ポートフォリオの年初来利回りは20%を突破。この水準を年末までキープできるか、というところです。
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